こんにちは!はるママです。
私の記事を見てくださり、ありがとうございます。
私は、妊娠期につわりにより入院した経験があります。
重症化するまで無視して我慢し続けると、とても危険です。
今回は2020年7月に息子を出産した私が、つわりの悪化→入院を通して体験したお話をさせていただきます。
私は恥ずかしながら、妊娠するまでつわりについて全く知識がありませんでした。
そして、妊娠2か月を過ぎたあたりから、急に吐きつわりや眠りつわりと呼ばれるモノが始まりました。
よければ以下の記事もご覧ください。
この記事では、
- 現在つわりに悩んでいる方
- つわりを耐えながら仕事をしている方
- 妊娠が発覚して、つわりについて心配な方
に読んでいただくことで、
- つわりが悪化するとどうなるのか
- 傷病休暇
について、お役立てていただけます!
私は当初、つわりのせいで仕事に出勤出来ない事を、恥ずかしい・自分の意志が弱いせいだ。と考えてしまいました。毎日泣き、メンタルが崩壊してしまいました…
最後までお付き合い頂けたら嬉しいです。
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つわりって何?
つわりとは、簡単に言うと
ホルモンのバランス変化により、主に吐き気や嘔吐、眠気やだるさの症状が起こる事です。
妊娠期間中に多くの妊婦さんにみられますが、まったく症状の現れない方もいらっしゃいます。
他にも、匂いに敏感になる・食べることで吐き気を催す、イライラするなどの症状がある場合もあります。
期間は、妊娠5週目の初期頃から始まり、ピークは8週から9週で、15週から16週に落ち着きを迎える方が多いと言われています。
時期、症状ともに個人差がかなりあり、一度つわりが落ち着いてからその後再度症状が出る後期つわりがある方もいらっしゃいます。
ちなみに、私は5週目あたりから30週あたりまで食べつわりや吐きつわり、眠りつわりがありました。
無知な私は最初、
自分の意志が弱いから、つわりに耐えられないんだ。
これは、精神的なものなのかな…
情けない…
などと考えていましたが、お医者様に相談したところ、
つわりの有無と意思や体の弱さ、胎児の状態は全く関係がありません。
とはっきりおっしゃられていました。
危険な妊娠悪阻(にんしんおそ)とは
つわりが重症化し、水分が摂れない時や、栄養代謝障害などを引き起こしたものを妊娠悪阻と呼び区別します。
私は食べつわりにより嘔吐を繰り返したことで、水分が取れなくなり脱水症状になりかけていました。
その為、妊娠悪阻の判断がされ、5日間入院しました。
つわりはよくあるもの、みんな通る道。
弱音を吐いたりせず我慢しよう。
この考えが体と精神を追い込み、悪化させました。
入院について
実際に5日間の入院をした私でしたが、
- 24時間水分補給の点滴
- 消化の良いおかゆなどの味薄目のごはん
- ただベッドで寝ているだけ
と、妊娠悪阻に対する入院は、脱水症状などの危険を回避する為の入院なので、つわりを治すための入院ではないことが辛かったです。
しかし、入院したことで脱水症状や栄養不足の解消は出来ました。
何もできず、点滴に24時間繋がれつわりで吐き続けた入院期間は地獄のように辛かったので最速で家に帰りたかったのを覚えています…
つわり対策
つわりは薬で収まるものではないからこそ、非常につらいですよね。
そんな中、吐きつわりに苦労した私が試したのは以下の4つです。
- 吐いても水分を取る
スポーツドリンク、経口補水液などがおすすめです。 - スイカなどのフルーツを食べる
- ビタミンも摂取できるので、ちょこちょこ食べしていました。
- 寝られる時は、時間を気にせず寝る
薄暗くした部屋でしっかり寝るのが大事です。 - トイレのすぐ外に水入りのペットボトルを置いておく
急に吐き気を催したときに、口をすすいだり飲んだりとなにかと便利です。(衛星的に、口を付けたら1日で水は捨てて下さい。)
吐いても、すべて胃からなくなることはないので、1日5食とかに分けて食べていました!
気休めかもしれないですが、参考にしてください。
つわりで行けなくなった仕事
私は某ケータイショップ店員として都内のショップで勤務していました。
辞めたいといいながらも、仲のいい職場のメンバーが大好きで仕事も好きでした。
そんな職場での妊娠報告は、皆さんとても祝福してくれて嬉しかったです。
しかし、つわりが酷くなるにつれ接客の仕事につけなくなり、最後は出勤することが難しくなるほど吐き続けていました。
シフト勤務なので、私が欠勤すると確実に穴が出来ます。
本当に申し訳なくて、出勤できないことが悔しかったです。
しかし、幸いにも職場のメンバーに恵まれたことで、欠勤に対しすぐに対応してくれていました。
しかし、毎日欠勤の連絡を職場に電話することも精神的に辛かったので、担当の医師に相談したところ
妊娠悪阻に関しての診断書を書くことで傷病休暇が利用できるので書きましょうか?
そうすれば、毎日当日に会社へ連絡しなくて済みますよね?
とおっしゃっていただきました。
傷病休暇とは
病気やケガで会社を休んだ際に、まとまった期間仕事をお休みすることを言います。
さらに、
- 業務外の事由による病気やケガの療養のための休業であること
- 仕事に就くことができないこと
- 連続する3日間を含み4日以上仕事に就けなかったこと
上記を条件に、勤務する会社の加入している健康保険協会(もしくは組合)から、休暇中に傷病手当金を受けることが出来ます。
注意点として、ママ自体が会社に所属し、社会保険に加入していることが前提です。
旦那さんの扶養内だとこの傷病休暇や手当は利用することが出来ません。
参考:https://www.kyoukaikenpo.or.jp/g3/sb3040/r139/(全国健康保険協会)
この上記条件を会社に証明するために、医師の診断書を会社へ提出する必要があることがほとんどです。
妊娠悪阻(つわり)に関しては、診断書ではなく母性健康管理指導事項連絡カードという診断書と同じ効力を発揮してくれる書類もあります。
参考:https://www.bosei-navi.mhlw.go.jp/renraku_card/(厚生労働省委託 母性健康管理サイト)
私は会社に確認した上で、妊娠悪阻による休業指示として母性健康管理指導事項連絡カードを担当医に記入してもらい、傷病休暇を取らせてもらう事が出来ました。
休業以外でも、通勤緩和や勤務時間短縮等の措置など、妊婦さんの症状に合う方法で職務負担を減らす項目もあります。
妊娠悪阻や切迫流産などで休業、時短をお願いしたい。という事を、自分ではうまく伝えにくい場合に医師から職場に伝えてもらう手段として活用も出来ます。
ただし会社によっては、診断書でないと傷病休暇の申請が出来ない場合もあるようなので、会社への確認をしてみてください。
母性健康管理指導事項連絡カードや診断書を出すかどうかは医師の判断になります。
実際に妊娠悪阻の判断基準ともなるケトン体や体重の減少などの数値的事実がない場合、妊娠悪阻であると医師が診断しない場合は、書類を書いてもらえない事もあるようです。
(判断基準はあるものの、先生によって考え方が異なる。)
その場合、他の医院で相談してみて下さい。
結果的に私は、休業期間を3回延ばしてもらい、ほぼ8か月間出勤しないまま産休期間を迎えました。
受け入れてくれた職場メンバー、快く私の辛さに対応してくれた担当医の先生には大変感謝しております。
最後に
つわりは、我慢や無理をすれば症状の悪化につながる可能性が確実に高くなります。
これは、ママと赤ちゃんの両方に大きな負担がかかるものなので、❝よくあること❞で済まさず医師に相談し、休める時は休んでもらいたいです。
私は、妊娠期間のほとんどでつわり続きでしたが、職場や病院の先生に恵まれていたと思います。それでもやはり、出来ないことが増えるというストレスには変わりありませんでした。
そんな簡単に仕事を休めない!
そもそも仕事を休みたくない!
相談できる人がいない!
という方はたくさんいると思います。
それも承知の上で、「つわりはみんなが通る道」「耐えることで親になれる」「つわりは病気じゃない」なんて言葉を正面から受け取らないでください。
私は『みんな通るから我慢するしかないねー』と言われ、そのままその言葉を受け取りました。
しかし、自分の母でさえ、全く同じ妊娠期間を過ごしたわけではないのです。その辛さや感じ方は自分しかわかりません。
私の経験よりもっと辛い経験をした方も、もちろんいれば、マタ旅に行ったよ!と楽しそうなマタニティーライフを送れた方もいて、妊娠出産、育児は十人十色です。
もしこの記事を読んでくださっている方が、昔の私のように自分を責めたくなる時があったら、お腹に赤ちゃんを宿し、二人分生きているだけで素晴らしい!と自分をぜひ信じて、称えてあげてください。
大丈夫です。そのつわりには必ず終わりがあります。
そして仕事も大事ですが、無理は禁物です。それが2つの命の危険に繋がる事もあります。
ホントなんでも耐えたらいいもんじゃないです…。
社会保険も含めて、会社にいい制度があるなら気負わず使う権利を、私たちは持っています。
そして、入院もめっちゃ辛かったです。点滴痛い!!
不安や怖いことがあったらすぐに医師や会社に相談してください。
医師が合わなければ病院を変えるのも手です。
(他に近くに病院がない!など、簡単にいかないこともあるとは思いますが…)
話を聞くことなら、私もお手伝いできます。
宜しければ、こちらからどうぞ!
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました!
ではまた!!